2024年にアングリア・ラスキン大学のMBAを取得され、翌2025年7月に英国・ケンブリッジでの卒業式に出席されたW. Yさんの修了生体験談をご紹介します。

W. Yさん|ホールセール 管理部門

MBAを目指した理由

あるカンファレンスで、経営者や起業家と同席する機会がありました。会話は、まるで私以外にだけ配られたシナリオを読んでいるかのよう。
この経験から、自分の知識の限界を愉快なくらい明確に突きつけられたのです。
戦略やファイナンス、起業家精神などといった“舞台裏”を本格的に学び直すべき時だと感じ、MBAを志しました。

当校を選んだ理由

英国の大学にいた妻から「一度は英国で学ぶべき」と強く勧められたことも、志望した大きな後押しになりました。彼女いわく「知識だけでなく、考え方そのものが鍛えられる場所」——その言葉を確かめたいと思いました。
加えて、英国の大学で研究していた祖父、米国の大学にいた父という家族の中、“国内完結”を続けてきた私に対して、親族から「いつまでドメセンなんだ?」と軽く刺される場面もありました。
結果としてMBAを修了し、卒業式でCambridgeの地を訪れたことは、私にとって大きな節目となりました。あの瞬間を通して、Cambridgeは単なる学びの場ではなく、“第二の故郷”と呼べる特別な場所になりました。

当校で学べたことや気づいた事、英国式教育の感想

学びを通じて気づいたのは、「知らないことに気づくのは、進歩のはじまり」だということです。また、正解のない問いに向き合い続けることが、思考力と精神力の両方を鍛えると知りました。知識だけでなく、「迷いながらも考え抜く力」を手に入れたことが、最大の収穫です。

MBA取得後に感じたこと

MBAを取得して実感したのは、「ようやくスタートラインに立てた」ということです。
知識を得る場だと思っていたMBAは、実際には「問い直す力」や「異なる視点を持つ勇気」、そして「迷いながら進む冷静さ」を鍛える場でした。限界と向き合う中で、学び続ける姿勢が自然と身についたことも大きな変化です。