2022年にアングリア・ラスキン大学のMBAを取得されたJ.Yさん(50代男性|外資系製薬会社)の修了生体験談をご紹介します。

J. Yさん|外資系製薬会社

2022年7月、アングリア・ラスキン大学のCambridge Campusで行われた卒業式に出席されたJ.Yさん

MBAを目指した理由

外資系に勤務していると、グローバルのスタッフだけでなく、日本法人のマネジメントメンバーも皆MBAホルダーであることに気付きます。代表が仰るように、MBAはビジネスパーソンにとってもはや「運転免許証」⁈ということを、まさに身近に感じていました。彼らと同じレベルで議論できるようになること、今後のキャリアアップを実現すること、そのためにはビジネスをより深く学び、MBAを取得しておかなければならないと考え始めたたことがきっかけです。

学習を始めたときの思いとの違いを感じたこと

常に回答があり、わからないことに関しては手取り足取り教えてくれるという日本の教育の中で育った私は、本プログラムが最初は不親切極まりないものであると感じていました。Assignmentはどれも摩訶不思議な表現で指示されており、何を問われているのかさっぱり理解できず、ストレス以外の何物でもありませんでした。

しかし履修していくうちに、これまで使ったことがないような思考回路(どの部分かはわかりませんが)をフル回転させ、一つ一つ理論構築し自らの結論を導き出すというコツがわかってくると「決まった回答・正解があるわけではない」というのが逆にやりやすいと感じるようになっていました。いつのまにか次のModuleが始まる前にAssignmentを提出することができるようになっていました。振り返ってみるとこれは画期的な思考トレーニングであり、これまでの常識を捨てる・ゼロベースで取り組むということがどういうことか、ようやく理解することができました。


当校に入学することを決意した理由

キャリアを中断せずに学習を進めていけるということはもちろんでしたが、MBAはどこで取得しても同じと思っていた私に、国内MBAとの違いや問題点、第三者評価・認証の有無、国際的に通用するMBAとは、ということを詳細に説明していただき、どうせやるならクオリティの高いスクールでMBAを取得しようと考えたからです。

当校で学べたことや気づいたこと、英国式教育の感想

Assignmentや論文を通じて、メッセージを読者に伝えることは極めて困難な作業であるということはいやというほど思い知らされました。確実な論拠を基に、読み手を納得させる文章を作成するためには、過去の知識体系の整理、十分な情報収集、適切な分析と分析結果の理解が不可欠であり、終わってみれば驚くほどの論文や本を読んでいました。この作業により、いわゆる、自らの拙い「経験至上主義」からの脱却が成し遂げられた感があります。

また、業種や職種が異なる同級生とともに学ぶことには意義がありました。当然ですが業界内の常識が場合によっては非常識であることもわかったし、様々な発想や知識の違いも気づかされ、非常に刺激的でした。
同級生たちと参加したケンブリッジでの卒業式は、合格を勝ち取るまでに経験した様々な苦労や苦悩が一瞬にして吹き飛ぶほどの素晴らしい体験でした。